モシダーヂ2012


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"ポルチナリ、君に捧ぐ(ポル・チ): キャンバスを破り、現実へ。"

概説

モ シダーヂ・インデペンデンチは、カンヂード・ポルチナリをテーマとして選ぶに至りましたが、これは、ブラジル絵画の巨匠のひとりである彼を、その没後50 周年にあたって顕彰しようとしてのことです。ポルチナリはその重要な作品において、ドラマ性と感情表現を織り込んだ力強い筆遣いをもって、なによりも、ス トーリー、すなわち、人々、ブラジル人の人生を、キャンバスや壁に描き出そうという、自身の方向性を私たちに見せつけてきました。

ポルチ ナリを顕彰するにあたって私たちが用いる詩というものは、考えられる中で最もふさわしいものです。ポルチナリは画家であるのみならず、詩人でもあり、ま た、様々な絵画表現活動の内でも、カルロス・ドルモン・ヂ・アンドラーヂの詩を絵で表すことに長けていました。アンドラーヂとは大変近しい友人関係で、ミ ゲル・セルバンテスの『ラマンチャの男』のポルトガル語版の作成にあたってはパートナーとして参加しました。

そして今、ポルチナリが常に着想の大いなる源泉としていた大いなる人民に、その知見を得てもらう一助となるよう、ポルチナリの不朽の名作のいくつかをパ レードにて提示することは、モシダーヂ・インデペンデンチの誇りとするところです。

「ポルチナリ、君に捧ぐ(ポル・チ):キャンバスを破り、 現実へ。」(シノプス)

空飛ぶ魔法で、サンバが旅をします。旅の夢の中で人々を幸せへと運びます。

エレガントな空間へ、韻律詩の中の散文詩、現実に変わる空想の中へ飛びます。幸せの太鼓をたずさえて行きます。天空に住む芸術家を叩き起こすために。

ああ先生、あなたは眠りの中から白いキャンバスを掲げるのです。あなたの作品は私たちの仲間の歌の中に生きているのです。

道具を手に取ってください。本日、あなたのキャンバスはこの天空です。このピッチで塗られたような黒い夜空に芸術が、お祭りの色を載せさせてくれるので す。カーニバルの水彩画を。

さあ、もういちどあの、馬鹿げた空を描いてください。私たちのために「星」を描いてください。先生は「青春(モシダーヂ)」を何度も描いていましたよね。 さあ、その手を「独立して(インデペンデンチ)」滑らせていくように。

本日、私たちは先生の筆の毛に吸い込まれていく絵具です。色の混交はあなたの思うままに、ポルチナリ。キャンバスを突き破って現実へ。そしてパドレ・ミゲ ウのサンバで輝くのです。

本日、生きた人の額縁が、あなたの物語をパレードコースに設置します。あなたの歩みを私たちの足で、サンビスタのステップで再現します。夢の壁に傷をつ け、画像を刻み付けます。あなたが描いた様々なブラジルの情景を。

私たちの頭にひらめきの光が、愛しき故郷ブロドウスキーでのあなたのまっさらの幼少期の姿を想起させ、広大な農地を耕す混血農夫が流す仕事の汗を受け止め る田舎の風景を蘇らせます。
「コーヒー農園と夢との間に」
断片的な思い出が一つにまとまっていきます。プランテーションを通るそよ風に揺れるかかしの姿など。

今日という時は、ただ過ぎ去るものではありません。想い出を吹き飛ばし、吹き寄せて、あなたの中に子供時代を取り戻させる、一迅のつむじ風、そよ吹く風で す。

(サンバ・エンヘード)

作: ヂエゴ・ニコラウ、ガブリエウ・テイシェイラ、グスタボ・ソアレス

心の中にしまってある
最高に美しいひらめきを
あなたの芸術の中に掲げるために
あなたが表現しようとしたブラジルらしさを
目覚めよ、天才画家よ
その才能を見せよ、天賦の才を表現せよ
星の導くままに
天空を永遠の棲家とせよ
空に投げ上げる、鳩を飛ばすように
あなたがどんなに幸せな子供であったか見てみたい
緑の陰に夢の種を植えよ

感動が私を運ぶ
自由にすべる筆運び
私は航海する、冒険家
道を誤った夢想家

天使の羽根で飛ぶ
青タイルの空を、加護を求めて
移住者の生活
荒野を焼くように燃える太陽の下
風車が働く、、、愛の物語
色鉛筆で詩を刻み付ける
あなたこそが、丘を題材に真の人生を作り出した
私たちの棲家を美しい壁画に描いた
あなたは魂を表現して、理想をつくりあげた
私のサンバは「戦争と平和」のメッセージを歌う
あなたの名前は、私たちのカーニバルで不朽のものとなる

君がため、モシダーヂは歌う
ポルチナリ、私の水彩画は
キャンバスを突き破り、現実へ
幸せの色の中で*

*エスコーラ内でのコンペからLIESAへの届出まで、最後の行は "na voz da minha mocidade" (「私の青春の声の中で」)だった。リフレインの一行目に "É por ti qua Mocidade canta" (「君がため、モシダーヂ((『青春』))は歌う」)という一節があったため、同じ単語を短い間に繰り返すことを嫌うポルトガル語の修辞標 準に従って修正が行われた。 "nas cores da felicidade"

パレード構成・アーラ毎のコンセプト(PDF)

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